道草に花

道草しながらふと出会う様な楽しい事への感想をつづります。 大人計画、グループ魂、阿部サダヲさん、あと黒バラが多め。

20世紀少年

見ました。
原作読んでいないんで巷で評判のキャスティングピッタリッぷりを堪能出来なかったんですが、その反面「好きな原作とここが違う」的な、この手の映像化作品にどうしても出て来るであろうジレンマも感じず素直に楽しみました。
長くてぎゅっと詰まった盛り沢山の活劇。長い!まだ続くんだ贅沢〜と思いつつラストの戦いはもっと見たかったくらい。
原作ファンの友人曰くこれでも削ったとか。この上三部作とは。すごいですね。
豪華キャストで特に豊川さんと香川さんはおいしかったような。
子役も可愛く。吉本芸人さん達がナゼか多く出ていましたね。
ラストの「運命の子」カンナの爽やかさに期待を寄せて。第2部も見てみたいです。

ぐるりのこと。

「ちゃんと」仕事して、「ちゃんと」結婚して、「ちゃんと」子供を作って。

描いていた平凡な幸せのレール。
ささやかでいいから、突出しなくていいから、
「ちゃんと」していれば乗って当然だと思っていた。
なのに。
そこから外れた時呆然とする妻。
「ちゃんとできない」

十年間、法廷画家として、激動する事件、ぶつかりあう人の感情を
間近で見てきた夫。静かな眼差しで描き続ける。
家庭に帰れば哀しみに暮れて独り取り残される妻。
夫の眼差しは此処でも静か。
妻になんら自分の感情をぶつけない夫。
しかしそれが増々妻の心にさざ波をたてていく。

良い映画を見ました。
主演のリリー・フランキーさんと木村多江さんが素晴らしかった。
木村さん、本当に鬱のひとなんじゃないかと思うほど。
(個人的な話)知人にそうなんじゃないかなと思う人がいてその人に似ていて、ああ改めてもうちょっと自分は何かできなかったかなあといたたまれなくなって、やっぱりできなかったんでしょうけど。(個人的な話終わり)

繊細なタッチに、1個1個意味があるんじゃないかと細かい所を見直したくなる。

夫婦の喧嘩アドリブ?凄い迫力。
安藤玉恵さんの下品な嫁っぷりがリアル!ああいるいる!って感じでした。
編集部の部下も、あーこういう幼いキレ方する奴いるよねって。相手に甘える様なキレ方。
冒頭から峯村リエさん出演で嬉しくなりました。

ただ実際の事件をモデルにしているので終わり間際に「ままははあ」はちょっと後味が悪いままになってしまった。
足首のアンクレットとかうわー、ってそのワンカット凄く物語る。


子供が亡くなった所とか父親に会いに行く所とか激しいドラマを直接描かないで後日談で観客に悟らせるのは裁判も似ている。事件自体を描かないでその後の話という。

見終えた後優しい気持ちになる映画です。

ザ・マジックアワー

観ました。以下ネタバレ含みます。


佐藤浩市さんが凄く面白かった!何度笑ったか。
佐藤さん演じる村田の主人公像が魅力的で、物語に引き込まれました。
立派な外見で、シリアスに黙っていれば本当に伝説の殺し屋デラ富樫か?と
悪者達に信じ込ませるに充分な迫力の佇まいなのに、突然笑わせる!
ナイフなめとその後の西田敏行さんの表情!そして何回も。堪りませんでした。

「ラッシュは?」と問う時の村田さんがいつも可愛い。特に二回目の表情はチャーミング。
銃弾の中を笑いながら転げ回る、トランポリン。ああ可笑しい!

今回で改めて「なぜだろうなあ」としみじみ思い返しましたけど、寺島進さんはいつも「おいしい」役が多い役者さんだなあ。今回も愛おしいキャラクター。

綾瀬はるかさんと伊吹吾郎さんの役はほのぼのと観ていたんだけど、会計係を暗殺しに行く場面、伊吹さん「お宝映像になるぞ」って言っていた?気のせい?笑うとこなんだろうけど…今の、携帯で事件現場を一般市民が嬉々として撮影(する人もいる)の時世じゃ洒落にならないよ。
あと綾瀬さんの「ボスを殺して下さい!」とか。あっさりと「殺す」って直截的な台詞におかしみを持たせようとしているんだろうけど、村田さんにひどいだろ、って。この二人は「和ませ大人しい小市民」キャラだったから毒に感じるんだろうけど。伊吹さんの役の無言で機能的な所とか「臭ってからじゃ遅いんだー!」で笑ったけど。

本物のデラ富樫、「先生!」は先に台詞で言わないで映像で顔を確認してからの方が驚いたかも。

流石にラストまで上手くできていて、スカッと爽快な気分にさせてくれる、喝采したくなる魅せてくれるストーリーでした。
「マジックアワー」空の一番美しい時間を人生の輝く時、とかけて老役者との語りがいいなあ。元気が出ます。話している時の村田の顔にこちらも頬が弛みます。

村田が自分をスクリーンで観て泣くシーンは涙がこぼれました。売れて欲しいな。村田。彼の今後が気になる応援したくなる主人公。
前作「有頂天ホテル」の様な群像劇では無い一人の主人公を中心にした構成で、その主人公が魅力的なので作品自体にのめり込みます。


面白かったああ。何度も何度も笑いました。フフ、にっこり、じゃなくて声に出して。満員の観客が笑いで揺れました。こういった幸せになる様なコメディ映画は、場内一斉に大勢で笑うのも楽しいですね。

「アフタースクール」

見て来ました!面白かったー!いやあやられた。
以下ねたばれご注意。








張り捲られた伏線。気持ち良くどんでんがえされました。
二回目見たら違った見方で楽しめそう。

その観客への驚かせのおもしろさとともに、
世の中で真っ当に生きて頑張っている側が騙されるばっかりじゃ無いんだよ感、
「お前みたいに教室でばかり生きて来た奴に人間の事が分かるか」
も一見尤もらしい飲み込んでしまいそうなセリフなんだけど
「全部悟った様にして」
「学校なんて関係ないんだよ、お前がつまらないのはお前のせいだ」
はそれを上回る胸に突き刺さる鋭さ!(台詞は不確かです、でもこんな意味)
ぐっ、と来て喝采です。

村岡希美さんに笑わされた!「特に」流石。

役者さんもハマり役で皆素敵だし、覆され方は心地良いし、一回目見ている時になんとも思わなかったシーンを後で見てああ!となる快さ。「手相の勉強を」とかね。


ラストの「良かったね」の言い方が可愛かったな。
面白い映画でした。

GOAL!2

GOAL!2 STEP2 ヨーロッパ・チャンピオンへの挑戦 プレミアム・エディション
GOAL!2 STEP2 ヨーロッパ・チャンピオンへの挑戦 プレミアム・エディション

主人公サンティアゴ・ムネスがスペインの強豪レアル・マドリードに移籍し、チャンピオンズリーグを戦い抜いて行く。以下ネタバレ含。

うーん、1作目が、主人公が夢に向けて情熱のままに突き進むサクセスストーリーで面白かったんだけど、今回は散漫と言うか。勿論一直線が全てイイと言う訳では無いけど、色々詰め込んで山積みにした割に収拾していない感じ。
あと、襲い掛かる困難がサッカー以外の所で、「面倒臭い」。
サンティアゴが悪い奴じゃ無いって言うのも「どうしようもないよなあ」って無常感を逆に産む。浮気はダメだけれども。ガバンは憎めないイイ友達だ。

新しいチームに入団、って展開なら、チームメイトとの連携がフィットして行ってポジションを取って、という展開をもっと見たかったな。しかも「銀河系」と呼ばれたスター選手揃いのレアルマドリード、そこでレギュラーを取る難しさを…って、実在の選手は損な役回りになる訳にも行かないか。と言う訳で主人公に深くは絡んで来ません。
adidasの契約選手が目立つ印象、かと思いきやその割にはジダンは目立たない。

義理の弟、閉塞感に包まれた傷心の子供とは言え、もうちょっと自分のシリ拭こうとする姿勢は見たかったな。
カーチェイスは何の映画だっけと見失った。庇ったサンティアゴ、大事件!と思わせた割にはその後試合シーンだし何だったんだ。

やっぱり、試合をいつもと違うカメラワークで見るのワクワクします。クローズアップしたドラマチックな映像。特にノルウェーでの雪の中の試合の場面は美しい!と感じました。
あと、ロッカールームの選手の様子も楽しい。
CL決勝戦は矢鱈に前が多く、だからなのか?わかりませんがカシージャス奮闘して格好良いぞ。

CLのテーマ曲は、やっぱり高揚するなあ。でも試合終了すぐ映画終わりっていうのはちょっと残念。白い紙吹雪の中WE ARE THE CHAMPIONが聴きたかった。

色々言ってますがGOAL!3のワールドカップ編も見たいんです、見たいんだけどいつ公開なんだろう。

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昼

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